鬼に笑われようが、来年の準備😂
第109首
人ならば夢を持たれと説く帥(そち)よ
手放す術(すべ)も我に授けよ
手放さない
手放したくはない
手放せるはずもない
まだ挑戦してもいないのだから
旅に出た
目的地まで辿りつけるだろうか
辿りつけるのなら
それはいつなのだろう
どんな景色が待っているのだろう
経由目標
来年の行政書士試験合格
初学、独学で法律を学び始めて7ヶ月
自分の力がどれほど足りないのか
3時間の受験を乗り切る胆力はあるのか
来年に向けて、知りたいと考えた
「望んでいるなら何回も受ければ良いんだよ」
背中を押された私は
ならば、と
今年度の受験申し込みを済ませた
試験日は11月13日
守り神となるのは
捻出し、実行するのみの
自力本願による「学習時間」
一意専心
🌸 🌸 🌸 🌸 🌸 🌸 🌸
今回の109首まで
毎週土曜日にアップしてきたブログですが
受験準備の為しばらくお休みします
長らくお付き合い頂き
本当にありがとうございました
再開の時まで
御機嫌よう
「おーい熊さん」お後はよろしいか?〜ひとりしずかの長散歩〜
第108首
愛し花薄紅のその下に (めでしはな うすくれないの そのもとに)
泥に塗れる蓮根有りけり (どろにまみれる はすねありけり)
6、7月は歌舞伎座の思うところのチケットが手に入らなかった
ならば、月に一度のお楽しみを変えてみようと
上野鈴本演芸場へと足を運ぶ
以前、桂枝雀にハマっていたことがあった
今で言う沼落ちの状態
幼稚園へ送っていく娘を助手席に乗せ
枝雀の落語を聴きながら通勤していた
毎回同じところで笑う5歳の娘
言葉のニュアンスが彼女を楽しませていたのだろう
その枝雀の壮絶な「独演会」を観たのが
鈴本演芸場だった
本当に久しぶり
大人料金3000円
昼の部は12:30から始まり
16:00終演
鈴々舎馬風83歳が高座に上がる
舞台中央へ出て来るまでの
足取りがおぼつかない
失礼ながら
大丈夫かと心配してしまうが・・・
「お客さん、まあ聞いてごらんよ。」
と言わんばかりに会場を見回し
大きくはないが
よく通る声で語り始める
長年磨いてきたその技に引き込まれてしまう
次の奇術も
手品自体より
話の巧みさに吸い寄せられる
次々と入れ替わり
芸が披露される
私の中にある
さまざまな笑いの糸を
引っ張られているうちに
ハネ太鼓が鳴る
デテケ デテケ
テンデンバラバラ テンデンバラバラ
プロの仕事は凄い
10分ほどの高座の裏に
どれだけの時間と精神をかけていることか
笑いに癒され
その姿勢に叱咤され
「お前さんも精進しなさいよ」
と、長屋のご隠居さんに送り出された気がした
では、また
石橋を叩いて泳ぐ〜流れるゴッホ〜
第107首
古(いにしえ)が白き足元流れゆく
モルダウの波アイリスの蒼
YESかNOか
決断が速くなった
日常生活において
自分が望んでいる事か否かで
まず結論を出す
〜1年前のブログより〜
以前なら
叩いた石橋を眺め
尻込みしていた私であるが
今では叩きながら渡り
たとえ落ちたとしても
泳げばなんとかなるだろうと
考えるまでに至り・・・
ゴッホのデジタルアート展を知る
結論「観たい」
場所は?
日時は可能か?
一人で行くか?
チケットに関しては?
東所沢駅から徒歩10分 OK
月曜日 OK
美術展に行きたいと言っていた友人に連絡する OK
オンラインでチケット購入 OK
やりたい事を成す為には
スピードも重要
こうして
7月11日午前10時
角川武蔵野ミュージアムへ到着
巨大な岩を思わせる建物
音楽の流れる空間に入り込み座る
ゴッホの作品に取り囲まれる
会場の壁360度と床に投影される映像
流れるように
ゴッホの作品が変化していく
ゴッホの絵画と
クラシック音楽を調和させた
ジャンフランコ・イアヌッツィの
体験型デジタルアート展
30分ほどで映像は1周する
何回も見ていたいが
立ち見の方が増えてきたので
席を譲って第2会場へ移動
「知っているようで知らないゴッホの生涯」の展示を見る
ゴッホの生涯が折れ線グラフと共に説明されている
何回か失恋、病、その度にグラフがズドンと下がる
人生の山と谷は万人に存在する
知人に紹介したところ
あっという間に
グループで鑑賞に出かけるとの返信が来る
速い・・・
では、また
御機嫌よう
まだ見られている背中〜育つのは親か子か?〜
第106首
幾重にも齢(よわい)重ねて生きるとも
終わりの見えぬ道は続けり
「確実に努力を形にする姿勢
素直に尊敬、母似で良かったと思う」
ハングル能力検定5級
合格の連絡をしたところ
我が子から返ってきたラインの言葉
合格通知と同じくらいの重みを感じた
まだ育つ糧となる背を
我が子に見せていられるのかなと思う
否、既に社会人として前を歩いている彼は
時々振り返って親を見ているのであろうから
真正面から見られていると言える
背筋を伸ばして歩いている姿を
少しでも永く見せたいと願う
1ヶ月前
東京会場Aに向かって流れていく人の群れ
一体どれほどの人が
午前の部(2級・3級・5級)と
午後の部(1級・準2級・4級)を
ここ専修大学で受験するのであろう
「アンニョンハセヨ」
指定された教室の入り口で
係の方が挨拶してくれる
「アンニョンハセヨ」と返す
これが韓国語での初めての会話
昨年末から始めた韓国語の学習
学習の目安として
今年は5級合格を目指した
何の学習でも始めるときは同じ
「何が何だかわからない」の状態から
「何がわからないか」を知るまでに壁が一つ
壁は一つ越えられた
試験開始
昨年の簿記2級ネット試験以来の緊張
リスニング(30分)の試験が始まる
次は筆記(60分)
12時に終了
やり遂げたことに満足
行きの半蔵門線では
学習アプリで単語の復習をしたが
帰りの半蔵門線では
歌詞はまだまだ聞き取れないけれど
時折わかる単語に癒される
そして今日
合格通知と先の言葉を
手にすることができた
次は・・・・
既にスタートは切っている
では、また
御機嫌よう
「可処分時間」を増やしましょう
第105首
さらさらと さらさらさらり 消えていく
さらさらするり 手からこぼれて
今が一番面白い
だから
「あの時に戻れたら」
と考えることは・・・ない
既に行使してきた
「若さ」という特権を
妬むことも・・・ない
経験、知識
時と交換しながら得てきたものは好き
けれど
望むところへ行けるのはいつまで?
やりたいことを躊躇せずに始められるのは
いつまでだろう?
抗えない時はいつか訪れる
自分に委ねられている24時間
その中にある不可処分時間を減らしたい
そう考えた
人生の残り時間は
何をしていても
等しく消え続けているのだから
プライオリティの一番上に
「楽しい時間」を置く
対価を払うことによって
自由に使える時間を得られるのなら
「それを選べる自分」を再構築したい
シンプルに
シンプルに
タイムパフォーマンスの低いことに
「課時(カトキ)」はしない
しずかの戒めメモ
・一ポイント得るためのワンクリック
・フリーで一個余分に得られた食品をどう調理しようかと頭を悩ませる時間
・定番であったら購入しない限定という冠を被った商品に惑わされる時間
生活の改善点は次々と浮かぶ
・新たなポイントカードは作らず、手元にあるものは処分
・拭き掃除は機械に任せる
・ネットスーパーで購入する機会を増やし、玄関まで届けてもらう
・買い物がてらの散歩はやめて、散歩そのものを楽しむ
等々・・・・・
後は実践あるのみ
では、また👋
4 o'clock 現状維持で進む
第104首
強風に抗い続ける海鳥は
同じところに留まれており
午前4時 薄明かり
カーテンを開ける
今日も朝を迎えることができた
体を伸ばしてみる
大丈夫
昨日と同じことができる
ボクシングを始めた時
強くなりたいと思っていた
だから
自分で組み立てる、
ジムのトレーニングメニューは
縄跳び、サンドバック、シャドーボクシング
ミット打ち・・・
ハードな項目を選び
練習日も週2日から3日へと増やした
そして1年が経過し
思いは
「強くなりたい」から
「続けたい」に変わる
理由は
ここ数ヶ月間に
先輩が立て続けに故障
以前のようなトレーニングができずに
顔を曇らせている姿を
見ているからである
原因を年齢に置きたくはないけれど
抗えない事実は存在している
故障によるQOLの低下は回避したい
何もしなければ衰えてしまう体力・筋力・気力
1年前と同じこと
1ヶ月前と同じこと
昨日と同じこと
それができる状態の維持
これをトレーニングの目的とし
体のコンディションに合わせて
無理をせずメニューを調整することにした
ロードワークのように
景色は流れて行かないけれど
歩みを止めてしまえば後退し
景色が遠ざかってしまうトレッドミルの上で
同じ景色を見続けることは前進と変わらない
だから
「現状維持は進歩」
そう捉えて暮らすことにマインドシフト
但し
「知力」に関しては
「現状維持で良し」とはしない
こちらは
ハードメニューを選ぶ余地が
まだまだある
午前4時
「朝活スタートします」
では、また
御機嫌よう
タローと地中海人ピカソ その2〜ひとりしずかの長散歩〜
第103首
「あのモデルあなた似なの」と言はれしが
未だに逢えず青の肖像
岡本太郎記念館の次に向かったのは
ヨックモックミュージアム
青山学院大学近くの
風景に溶け込んでいる小さな美術館
地下1Fと地上2Fに展示室がある
ピカソが壺やお皿等の作品を
数多く残していたとは
知らなかった
展示室で映し出される映像が興味深い
花瓶の形に成形された粘土から
鳩を作り上げていく映像
ガラスに白い絵の具で
まるで一筆書きのように
躊躇することなく
女性を書き進めていく映像
お皿の展示品が多く
こんなお皿に
お料理を盛り付けたら
楽しい食卓になるだろうと
想像してみたが
割ったら大変
洗う時には手が震えてしまうだろう
却下
1Fに併設されているカフェは
本店のブルー・ブリック・ラウンジとは違った雰囲気で
作品を観た後のちょっと一休みにどうぞ
待ち合わせの時刻も近づいてきたので
本日の長散歩はおしまいです
では、また。
第104首について
高校時代 隣席の美術部所属の子に、ピカソの「青の肖像」に描かれている人に雰囲気が似ていると言われたのだが、「青の肖像」というタイトル作品は見当たらず、どの絵を指して彼女がそう言ったのかは不明のまま現在に至る。「青の時代」の作品だろうと推測されるが。ピカソの作品を見ると、未だにそのことを思い出す。