サンクコストで終わらせない(パール・リフォーム)
第56首
君逝きて幾年過ぎるも我がゆび(薬指)に
微かに光る蒼玉のあり
宝石も身につけなければ
ただの石と変わりがない
母から譲り受けた
パールのロングネックレスは
2連で普段使いに合わず
出番が少なかった
アコヤ貝が生み出した183粒を
60粒のチョーカーと
123粒のロングネックレスに
変えてみようと
リフォームを依頼
不足分の留め金を購入し
糸を丈夫なワイヤーに変え
費用は10450円
別のアクセサリーとなり
1週間で手元に帰ってきた
ケースにしまわれたまま
年を経ていくアクセサリーが
これで蘇るのなら
納得いくのコストである
身につけなければ
サンクコストのネックレスとして
終わってしまうのだから
なおさらのこと
新しいアクセサリーを
二つ手にして
ワクワクしている
これからは
いろいろな所へ
身に付けて出かけるつもり
長めの散歩
美術館
ステイホームでも
手始めは
十年ぶり
「仮名手本忠臣蔵」
いざ歌舞伎座へ
では、また
御機嫌よう