ひとりしずか                        〜パートナーロスからの再生&その後の成長期〜 

まだまだ伸び代のある「大人の成長期」真っ只中 夫から託された人生をパワーに変え、興味あることに挑戦! 人生有限・躊躇している時間はありません

短歌

鬼に笑われようが、来年の準備😂

第109首 人ならば夢を持たれと説く帥(そち)よ 手放す術(すべ)も我に授けよ 啓くか 手放さない 手放したくはない 手放せるはずもない まだ挑戦してもいないのだから 旅に出た 目的地まで辿りつけるだろうか 辿りつけるのなら それはいつなのだろう どんな…

「おーい熊さん」お後はよろしいか?〜ひとりしずかの長散歩〜

第108首 愛し花薄紅のその下に (めでしはな うすくれないの そのもとに) 泥に塗れる蓮根有りけり (どろにまみれる はすねありけり) その下に蓮根ありけり 6、7月は歌舞伎座の思うところのチケットが手に入らなかった ならば、月に一度のお楽しみを変え…

石橋を叩いて泳ぐ〜流れるゴッホ〜

第107首 古(いにしえ)が白き足元流れゆく モルダウの波アイリスの蒼 アイリスの蒼 YESかNOか 決断が速くなった 日常生活において 自分が望んでいる事か否かで まず結論を出す 〜1年前のブログより〜 以前なら 叩いた石橋を眺め 尻込みしていた私であるが …

まだ見られている背中〜育つのは親か子か?〜

第106首 幾重にも齢(よわい)重ねて生きるとも 終わりの見えぬ道は続けり 試験会場 「確実に努力を形にする姿勢 素直に尊敬、母似で良かったと思う」 ハングル能力検定5級 合格の連絡をしたところ 我が子から返ってきたラインの言葉 合格通知と同じくらい…

「可処分時間」を増やしましょう

第105首 さらさらと さらさらさらり 消えていく さらさらするり 手からこぼれて さらさらするり 今が一番面白い だから 「あの時に戻れたら」 と考えることは・・・ない 既に行使してきた 「若さ」という特権を 妬むことも・・・ない 経験、知識 時と交換し…

4 o'clock 現状維持で進む

第104首 強風に抗い続ける海鳥は 同じところに留まれており Stay! 午前4時 薄明かり カーテンを開ける 今日も朝を迎えることができた 体を伸ばしてみる 大丈夫 昨日と同じことができる ボクシングを始めた時 強くなりたいと思っていた だから 自分で組み立…

タローと地中海人ピカソ その2〜ひとりしずかの長散歩〜

第103首 「あのモデルあなた似なの」と言はれしが 未だに逢えず青の肖像 ミュージアム2つめ 岡本太郎記念館の次に向かったのは ヨックモックミュージアム 青山学院大学近くの 風景に溶け込んでいる小さな美術館 地下1Fと地上2Fに展示室がある ピカソが壺…

タローと地中海人ピカソ その1〜ひとりしずかの長散歩〜

第102首 フロアーの点々の赤 エスキース 卓上に筆 あるじ逝けども 外観&小さな太陽の塔 土曜日の夕刻 表参道で人と会う約束があった私は 二つのミュージアムに行こうと思い立つ 岡本太郎記念館とヨックモックミュージアム 機を逸して行けなかったミュージア…

一人百首となりました

第100首 三年(みとせ)前 最後の息を吐き切りて 我が夫(わがせ)は海へ旅立ちにけり シマウマの妻&シマウマの好きだった海 ブログを始めてから 今回で百首 百記事となった 第一首を読み返す時 未だにやって来る痛み けれど それは当時の痛みとは違う 百首…

親業の終わりに・・・

第47首 身二つなれば心も二つあり 巣立ちゆくのは自然の理(ことわり) 自然の理 平成 風薫る日の午後 第1子誕生 親業を始める 妊娠中も注意深く育んできた命だが 対面での親業がこの日から始まった 令和 浅春の候 子の卒業 この日をもって 私も「親業を卒…

シマウマを卒業します

2021年1月投稿 それから1年が経ち、 元気に新年を迎えました 第38首 君去りて「妻」の肩書き消えし朝 最後に残る「人」として生きむ シマウマの妻 昨年は喪中 静かに新年を迎えた 激変した一年だった いろいろなことを 一から学び 一人で挑んでみた 多くの…

外柔内剛で生きたい

第63首 初見の語 真白き紙に写しとり 無知なる我へ 贈り物とす 大山祇神社の楠 体幹は強くありたい 精神的体幹も強くありたい 何事にも左右されない軸を持っていたい けれど 外側はしなやかでありたい この先何が起こっても 乗り越え 対処できるよう 6月に …

Mのページを

第69首 表札の右側オイルで拭き消せば バランス取れぬ我が名は「余剰」 半月は満ちるか・・・ その時 満月は二つに割られ そして 片方は消え去り 残された片側は バランスを取れずに 倒れていた 起き上がろうにも 支えがない 右側に傾いてしまう 大好きで よ…

アーレントの秋に孤独と向き合う

第18首 迫りくる孤独と対話する我に 耳鳴り聞こゆアーレントの秋 秋の夕暮れ ハンナ・アーレント(Hannah Arendt、1906年10月14日 - 1975年12月4日)は、ドイツ出身の哲学者、思想家である。ユダヤ人であり、ナチズムが台頭したドイツから、アメリカ合衆国…

It's your turn 〜顔は知らねど〜

第24首 トコトコと階上(うえ)から聞ゆ足の音(ね)を 愛しく思う顔は知らねど エール マンションの上の階に 小さなお子さんが住んでいるのだろう トコトコと足音を感じることがある 23時頃の足音は 親御さんが 大変な思いをされているのでは と考えてしま…

今朝も生存確認のペンギン跳ねる

第36首 沖縄の母から届くラインには 「元気ですよ」のペンギンスタンプ 愛をくれたのは 相手の人ではありません あなた自身が 愛を生み出したのです でもその人は あなたから愛を 引き出してくれた 大切な人です By 葉祥明 夫の火葬が済み 居住地へ戻る息子…

バレットジャーナル 真朱の年

第64首 夕されば切り子ガラスの紅色に 吟醸注ぎてかほり愉しむ 真朱に染まる バレットジャーナル用 バインダーノート交換の 誕生月が巡ってくる 1年目は 追悼の年 鎮静の色 サファイアブルー 2年目は 再生の年 沖縄の元気な太陽の色 美らSUNオレンジ 3年目の…

ひとりしずか生涯ベスト10書籍

第22首 「貫之」を電子ブックで読もうとも 伝える文字は「いろはにほへと 」 土佐日記 60年間の人生で 「読んで良かった」と思える本 何度でも繰り返し読みたい本 1週間くらい思い出しては 心がフワフワしていた本 そんな10冊を選んでみた 1 忘れられた巨…

常に初心者であれ!ヒトカルで学ぶ

学びたい。遅すぎることはない。 常に何かの初心者である時、人は謙虚になれるという・・・

荒波を泳ぎ始めるにあたっての3か条

第7首 背中越し 世と触れていた我なれど 家長となりて 荒波被る 今は昔 交渉の場 対女性のみ 夫と二人の時とは 明らかに違う雰囲気が 漂っていることを否めない 男性には理解できないことと思う だから 今後 種々の交渉に 一人で立ち向かわねばならない私は…

「誰?」とは言わせない 〜一緒に歳を重ねましょう〜

第60首 星月夜 Kila Kila Kila と明滅で エールをくれる上界の君 彩 先月 亡夫の誕生日が巡ってきた 写真の夫はもう歳をとれない それでも ケーキを買って 花を飾り ワインを開ける 生前 「いつまでもメソメソと 影膳なんてしたら承知しない」 と言っていた…

ハッピーバースデイ To Sapphire!!

吐き出し切れぬ絹糸は深奥に沈めて、1歳の誕生日を祝おう!繭の中コロコロ揺れるサナギにとって、凝縮された一年が過ぎようとしている

「ちゅらの島」と「神様のカルテ」

第57首 君が身は 粒子となりて空を舞う 風いざなえば いつでも逢える ちゅらの島 「神様のカルテ」を読み終え さざなみの中にいる 読了までに何度も涙が溢れ 止まらない 消えゆく命 見守る医療従事者 2ヶ月間 泊まり込みの看護で過ごした緩和ケア病棟 4人の…

〜ヤドカリは考える〜

第55首 繋がりを持たぬ かの人 かの仕草 好むのも我 好まぬも我 瞑想する絵画 By マーク・ロスコ 残念な結果には 立派な原因が存在する 自分の境界を曖昧なまま 緩い気持ちで接すれば 隙間から入り込むモノがある 相容れないモノは浮き彫りになり 憂いを創り…

サンクコストで終わらせない(パール・リフォーム)

第56首 君逝きて幾年過ぎるも我がゆび(薬指)に 微かに光る蒼玉のあり 眠らせない・・・ 宝石も身につけなければ ただの石と変わりがない 母から譲り受けた パールのロングネックレスは 2連で普段使いに合わず 出番が少なかった アコヤ貝が生み出した183粒を…

世界一キライなあなたに

第54首 それぞれが己が命日知らぬまま その日をそっと踏み越え生きる やがて散りゆく 誰しもが その日が命日となることを知らず 毎年その日を生きている しかし その日を知っていたら その日を自らが選んでいたら 周りの者はどうしたら良い 何ができる 何が…

あなたはしなやかに生きられる人ね

第53首 水流に抗いもせずしなやかに ぷかーりぷかり日がな海月よ ぷかーり 「こうあらねばならない」 そんな鋼でなくて良い 海月 海の景色が変わったら その色に染まって生きていけば良い 流されたなら そこの海水を纏えばいい 岩があったら 避けて漂うだけ…

人生の幕引きは・・・

第52首 それぞれの「転」が如何にあろうとも 全てのものは「結」へと流る 結へと流る 遺言書を整え 法務手続きも完了 一冊のファイルにまとめて 保管場所を提示 残される者の負担は最小限に 多少の片付けはお願いして 今できる身辺整理は終わった そうしたら…

姿のない君と歩く

第51首 陽春に君が薄れていきそうで Mahler(マーラー)二番を流して歩く 陽春 日常生活 ふと一人の生活に慣れた自分を発見し 動揺する 消えてしまう・・・ 遥か彼方にある 手の届かない あの日々を呼び戻したくて 夫が好きだった マーラー交響曲第2番 「復…

見上げてごらん・「そうだ 京都へ行ってみよう」

第50首 裏庭の桜風舞う様さえも 知らず過ぎゆく介添えの春 二年前 夫と共に過ごした最後の春 景色は花瓶にいけた花 病室の壁 知らないうちに 桜は散ってしまった 昨年は 沖縄で海を眺めながら 春をやり過ごした 今年は 春を感じた 桜を見上げてみたいと思っ…