ひとりしずか                        〜パートナーロスからの再生&その後の成長期〜 

まだまだ伸び代のある「大人の成長期」真っ只中 夫から託された人生をパワーに変え、興味あることに挑戦! 人生有限・躊躇している時間はありません

2021-01-01から1年間の記事一覧

Welcome to my place 2021

第81首 コスモスのいずくの星に思い馳せ 歌詠む人は蒼珠に生きる その2 至福の入浴タイムが誕生 余白がなければ 新たなものを迎え入れることはできない ならば 手放そう 1年間手に取らなかったDVD、CD、本、衣類 ワクワク感がなくなり賞味期限の切れた食器 …

〜ミレストを道連れに〜 ひとりしずかの一人旅

第80首 久々に訪ねてくれてありがとう 小春日和に君とスキップ 歩く 歩く 一人で歩く ぐいぐい歩く 三年坂を一息に上がる 金刀比羅神社の1400段を 躊躇なく上り始める 私を行きたい所まで 連れて行ってくれるのは 脚力と探究心 愉快な旅にしてくれるのは 腕…

ひとりしずかの一人旅 大鳥居がない?〜安芸の宮島編〜

第79首 広島の平和を願う館にて 『入院祝い』の意に狼狽す 2回目の一人旅 2020年8月 自宅売却手続きのため広島経由で愛媛へ 途中、安芸の宮島へ立ち寄る 広島空港からJR広島駅経由 広島電鉄へ乗り換え 広電宮島口で 宮島行きのフェリーに乗る 宮島が見える …

モヤモヤして〜第4外国語〜

第78首 「人生は有限なり」と椿落ち ただひたすらに遊び尽くさむ 第4外国語 モヤモヤする 何が書いてあるのか知りたい 字幕の付かないその手紙 記されているのは? 主人公の視線の先にある本のタイトル 隠されているヒントは? 今夏ハマってしまった韓国の…

ひとりしずかの一人旅 COVID-19に追いかけられて

第77首 約束の一人歩きを成し終えて 君の元へと我は飛び込む 続き 一人旅の手始めは2020年3月 自宅管理の為 愛媛県へ戻る その際 直行便を利用せずにまわり道 兵庫・徳島・香川の3県を訪ねることにする 無事出発できたものの コロナ禍が旅を追いかけて来る …

ひとりしずかの一人旅 Go To 16

第76首 白地図は色とりどりに飾られて 「よくできました」の賞状となる Where to go 続き 一人旅を始めるのなら 47都道府県 全て旅してみようという想いに至る その時点(2020年1月)で 訪ねたことのない県は16県 秋田・山形・富山・福井・鳥取 島根・山口・…

ひとりしずかの一人旅 〜序〜

第75首 夫(つま)逝きて空所となりし余生には いずれの色を塗(まぶ)れば良からむ 旅立つ 2019年6月 沖縄のホスピスで夫を看取り 瀬戸内の島へ帰宅する為 飛行機に搭乗した 島を離れるときは 夫が2枚のエアチケットの手配してくれた 今回は チケットの予…

ひとりしずかの独り立ち〜チャオ〜

第70首 夫(つま)逝きて 吾子と供養の旅を終え 一人静かに思い定むる ラファエロの墓にて 第71首 ラファエロはパンテオンにて永眠す 汝(な)の亡骸は海を漂ふ 「二人で旅をしよう」 息子からの提案だった 「お父さんとは大学生の時 青春18切符を使って二人…

「瞑想する絵画」で心を整える

第27首 暁の沈香薫(くゆ)る小部屋にて 我に何問ふ ロスコの絵図(えず)は 我に何問ふ( ロスコ・ルーム) 朝 好きな香りを焚き 沈香 好きな絵画を賞翫し マーク・ロスコ 好きな音楽を流す ガムラン 深い呼吸 心を整える それを終えて 読書・書写・ラジオ…

外柔内剛で生きたい

第63首 初見の語 真白き紙に写しとり 無知なる我へ 贈り物とす 大山祇神社の楠 体幹は強くありたい 精神的体幹も強くありたい 何事にも左右されない軸を持っていたい けれど 外側はしなやかでありたい この先何が起こっても 乗り越え 対処できるよう 6月に …

Mのページを

第69首 表札の右側オイルで拭き消せば バランス取れぬ我が名は「余剰」 半月は満ちるか・・・ その時 満月は二つに割られ そして 片方は消え去り 残された片側は バランスを取れずに 倒れていた 起き上がろうにも 支えがない 右側に傾いてしまう 大好きで よ…

The MANZAI 16歳の章の行間に

小説の行間に希望を見出す P127 そうなんだ。母さんもこの街に、この暮らしに根を張って生きているんだ。根っこは少しずつ、長く太くなっているんだ。そうか。そうなんだ。誰かに出逢って、なにかと出逢って変わっていくのは十代だけの特権じゃないんだ。夫…

三浦しをんに触発されて〜文楽〜

国立劇場 第67首 遺言で「遊び倒せ」と言ふ君に 褒められそうな長月二日 三浦しをんに触発されて ウィッシュリストに載せていた 人形浄瑠璃の世界へ足を踏み入れてみた 歌舞伎再デビューを果たし 敷居が低くなった今が良い機会と 国立劇場のWebページを検索…

鎧を外して生きる〜ブルガリ〜

第65首 賽の目に刻まれてなお凛と立つ 木綿豆腐の角の白さよ 鎧をまとって生きていた・・・ リビングでお茶を飲んでいる時 息子から 「楽(らく)そうだね」 と突然言われた 「何が?」 「今のお母さん見ていると 生きているのが楽そうだよ。」 あの日から2…

東銀座で「ひとりしずか」に・・・

第66首 歌舞伎座でよそ人の悲に沈みゆく ひとりしずかに 外は五月雨 新歌舞伎座 新歌舞伎座の敷居は低かった 2021年5月大歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』 11年ぶりの歌舞伎鑑賞再開である 今から21年前 旧歌舞伎座へ初めて足を踏み入れた 海外赴任が決まっていた夫…

アーレントの秋に孤独と向き合う

第18首 迫りくる孤独と対話する我に 耳鳴り聞こゆアーレントの秋 秋の夕暮れ ハンナ・アーレント(Hannah Arendt、1906年10月14日 - 1975年12月4日)は、ドイツ出身の哲学者、思想家である。ユダヤ人であり、ナチズムが台頭したドイツから、アメリカ合衆国…

It's your turn 〜顔は知らねど〜

第24首 トコトコと階上(うえ)から聞ゆ足の音(ね)を 愛しく思う顔は知らねど エール マンションの上の階に 小さなお子さんが住んでいるのだろう トコトコと足音を感じることがある 23時頃の足音は 親御さんが 大変な思いをされているのでは と考えてしま…

全て消します!シミにサヨナラ

第26首 美しき物を求める心根を 貫くためには醜くもなり さよならしたい・・・ さらばブラウンスポット バナナのシュガースポットのような シミはもう見たくない・・・ ケシ〇〇やら ホワイト〇〇やらを購入し 塗り込んでみたが できた後では効果は・・・ 大…

今朝も生存確認のペンギン跳ねる

第36首 沖縄の母から届くラインには 「元気ですよ」のペンギンスタンプ 愛をくれたのは 相手の人ではありません あなた自身が 愛を生み出したのです でもその人は あなたから愛を 引き出してくれた 大切な人です By 葉祥明 夫の火葬が済み 居住地へ戻る息子…

バレットジャーナル 真朱の年

第64首 夕されば切り子ガラスの紅色に 吟醸注ぎてかほり愉しむ 真朱に染まる バレットジャーナル用 バインダーノート交換の 誕生月が巡ってくる 1年目は 追悼の年 鎮静の色 サファイアブルー 2年目は 再生の年 沖縄の元気な太陽の色 美らSUNオレンジ 3年目の…

ひとりしずか生涯ベスト10書籍

第22首 「貫之」を電子ブックで読もうとも 伝える文字は「いろはにほへと 」 土佐日記 60年間の人生で 「読んで良かった」と思える本 何度でも繰り返し読みたい本 1週間くらい思い出しては 心がフワフワしていた本 そんな10冊を選んでみた 1 忘れられた巨…

「コレラ時代の愛(ガルシア・マルケス著)」に背中を押されて

第8首 月日経ち 二人で愛でし家具消えて 一人暮らしの部屋となりぬる 二つの磁力 人は 命ある間 磁力を放ち 人・モノを吸い寄せ その人の世界を作り上げていく そして 一人と一人が出会い 二つの磁力で一つの世界を作り出す けれど その世界は 一人の死をも…

常に初心者であれ!ヒトカルで学ぶ

学びたい。遅すぎることはない。 常に何かの初心者である時、人は謙虚になれるという・・・

化石の単位が蘇る On Your Mark! だけど・・・

第62首 ヤドカリは同じ殻には留まらぬ 「良」を求めてつきることなく ちょっと待って 42年前に取得した 化石のような単位が まさか今になって 役立つとは思わなかった 税理士試験の受験資格を満たすには いくつかの方法があり 簿記1級を取得して 挑戦する予…

汝「遊び倒せよ!」

「俺からのギフトだから、遊び倒してくから来いよ。」そう言って夫は旅立って行きました。ならば、そうしようと奮起するも・・・。

グロースマインドセットで挑戦の素を構築

やらなければならないこと・やりたいこと どんどん挑戦しよう。グロースマインドセット。これにより思いもよらぬことにトライする・・・。

車を断捨離したのは・・・

第16首 風を受けロードスターを運転す 夫(つま)の姿はまだ逞しく 考える・・・ Q: 今後、私の生活に自動車は必要だろうか? 夫が病に倒れた時 不可欠なものだった 治療のため 往復4時間 私は運転した 今 私が患っても 運転する人はいない タクシーを利用…

荒波を泳ぎ始めるにあたっての3か条

第7首 背中越し 世と触れていた我なれど 家長となりて 荒波被る 今は昔 交渉の場 対女性のみ 夫と二人の時とは 明らかに違う雰囲気が 漂っていることを否めない 男性には理解できないことと思う だから 今後 種々の交渉に 一人で立ち向かわねばならない私は…

  923時間の電話 〜次は無理かもしれない〜

第61首 知識欲 旺盛だった父なれば 語り合いたし その後の世相 森に暮らす 三年間の夫の海外勤務が終了 長男は中1 長女は小4 子供の進路については 日本を発つ前から考えていた 我が家の教育方針とは異なるので 通学可能な近くの高校は選択肢になかった 寮…

「誰?」とは言わせない 〜一緒に歳を重ねましょう〜

第60首 星月夜 Kila Kila Kila と明滅で エールをくれる上界の君 彩 先月 亡夫の誕生日が巡ってきた 写真の夫はもう歳をとれない それでも ケーキを買って 花を飾り ワインを開ける 生前 「いつまでもメソメソと 影膳なんてしたら承知しない」 と言っていた…