ひとりしずか                        〜パートナーロスからの再生&その後の成長期〜 

まだまだ伸び代のある「大人の成長期」真っ只中 夫から託された人生をパワーに変え、興味あることに挑戦! 人生有限・躊躇している時間はありません

美らSUNオレンジの年

親業の終わりに・・・

第47首 身二つなれば心も二つあり 巣立ちゆくのは自然の理(ことわり) 自然の理 平成 風薫る日の午後 第1子誕生 親業を始める 妊娠中も注意深く育んできた命だが 対面での親業がこの日から始まった 令和 浅春の候 子の卒業 この日をもって 私も「親業を卒…

シマウマを卒業します

2021年1月投稿 それから1年が経ち、 元気に新年を迎えました 第38首 君去りて「妻」の肩書き消えし朝 最後に残る「人」として生きむ シマウマの妻 昨年は喪中 静かに新年を迎えた 激変した一年だった いろいろなことを 一から学び 一人で挑んでみた 多くの…

「瞑想する絵画」で心を整える

第27首 暁の沈香薫(くゆ)る小部屋にて 我に何問ふ ロスコの絵図(えず)は 我に何問ふ( ロスコ・ルーム) 朝 好きな香りを焚き 沈香 好きな絵画を賞翫し マーク・ロスコ 好きな音楽を流す ガムラン 深い呼吸 心を整える それを終えて 読書・書写・ラジオ…

It's your turn 〜顔は知らねど〜

第24首 トコトコと階上(うえ)から聞ゆ足の音(ね)を 愛しく思う顔は知らねど エール マンションの上の階に 小さなお子さんが住んでいるのだろう トコトコと足音を感じることがある 23時頃の足音は 親御さんが 大変な思いをされているのでは と考えてしま…

全て消します!シミにサヨナラ

第26首 美しき物を求める心根を 貫くためには醜くもなり さよならしたい・・・ さらばブラウンスポット バナナのシュガースポットのような シミはもう見たくない・・・ ケシ〇〇やら ホワイト〇〇やらを購入し 塗り込んでみたが できた後では効果は・・・ 大…

今朝も生存確認のペンギン跳ねる

第36首 沖縄の母から届くラインには 「元気ですよ」のペンギンスタンプ 愛をくれたのは 相手の人ではありません あなた自身が 愛を生み出したのです でもその人は あなたから愛を 引き出してくれた 大切な人です By 葉祥明 夫の火葬が済み 居住地へ戻る息子…

ひとりしずか生涯ベスト10書籍

第22首 「貫之」を電子ブックで読もうとも 伝える文字は「いろはにほへと 」 土佐日記 60年間の人生で 「読んで良かった」と思える本 何度でも繰り返し読みたい本 1週間くらい思い出しては 心がフワフワしていた本 そんな10冊を選んでみた 1 忘れられた巨…

化石の単位が蘇る On Your Mark! だけど・・・

第62首 ヤドカリは同じ殻には留まらぬ 「良」を求めてつきることなく ちょっと待って 42年前に取得した 化石のような単位が まさか今になって 役立つとは思わなかった 税理士試験の受験資格を満たすには いくつかの方法があり 簿記1級を取得して 挑戦する予…

  923時間の電話 〜次は無理かもしれない〜

第61首 知識欲 旺盛だった父なれば 語り合いたし その後の世相 森に暮らす 三年間の夫の海外勤務が終了 長男は中1 長女は小4 子供の進路については 日本を発つ前から考えていた 我が家の教育方針とは異なるので 通学可能な近くの高校は選択肢になかった 寮…

「誰?」とは言わせない 〜一緒に歳を重ねましょう〜

第60首 星月夜 Kila Kila Kila と明滅で エールをくれる上界の君 彩 先月 亡夫の誕生日が巡ってきた 写真の夫はもう歳をとれない それでも ケーキを買って 花を飾り ワインを開ける 生前 「いつまでもメソメソと 影膳なんてしたら承知しない」 と言っていた…

ハッピーバースデイ To Sapphire!!

吐き出し切れぬ絹糸は深奥に沈めて、1歳の誕生日を祝おう!繭の中コロコロ揺れるサナギにとって、凝縮された一年が過ぎようとしている

ディフェンスになっちゃったの?

第58首 この街でワインの如く静々と 醸し出したる暮らし綴らむ 叩きながら渡る 近頃 トライしていない 守りの生活に 私は安住していて良いのか? 小さくて良いから ドキドキのハードルを 超えたい 転居してから 願っていたことの一つ スターバックスやタリー…

「ちゅらの島」と「神様のカルテ」

第57首 君が身は 粒子となりて空を舞う 風いざなえば いつでも逢える ちゅらの島 「神様のカルテ」を読み終え さざなみの中にいる 読了までに何度も涙が溢れ 止まらない 消えゆく命 見守る医療従事者 2ヶ月間 泊まり込みの看護で過ごした緩和ケア病棟 4人の…

〜ヤドカリは考える〜

第55首 繋がりを持たぬ かの人 かの仕草 好むのも我 好まぬも我 瞑想する絵画 By マーク・ロスコ 残念な結果には 立派な原因が存在する 自分の境界を曖昧なまま 緩い気持ちで接すれば 隙間から入り込むモノがある 相容れないモノは浮き彫りになり 憂いを創り…

サンクコストで終わらせない(パール・リフォーム)

第56首 君逝きて幾年過ぎるも我がゆび(薬指)に 微かに光る蒼玉のあり 眠らせない・・・ 宝石も身につけなければ ただの石と変わりがない 母から譲り受けた パールのロングネックレスは 2連で普段使いに合わず 出番が少なかった アコヤ貝が生み出した183粒を…

世界一キライなあなたに

第54首 それぞれが己が命日知らぬまま その日をそっと踏み越え生きる やがて散りゆく 誰しもが その日が命日となることを知らず 毎年その日を生きている しかし その日を知っていたら その日を自らが選んでいたら 周りの者はどうしたら良い 何ができる 何が…

あなたはしなやかに生きられる人ね

第53首 水流に抗いもせずしなやかに ぷかーりぷかり日がな海月よ ぷかーり 「こうあらねばならない」 そんな鋼でなくて良い 海月 海の景色が変わったら その色に染まって生きていけば良い 流されたなら そこの海水を纏えばいい 岩があったら 避けて漂うだけ…

人生の幕引きは・・・

第52首 それぞれの「転」が如何にあろうとも 全てのものは「結」へと流る 結へと流る 遺言書を整え 法務手続きも完了 一冊のファイルにまとめて 保管場所を提示 残される者の負担は最小限に 多少の片付けはお願いして 今できる身辺整理は終わった そうしたら…

姿のない君と歩く

第51首 陽春に君が薄れていきそうで Mahler(マーラー)二番を流して歩く 陽春 日常生活 ふと一人の生活に慣れた自分を発見し 動揺する 消えてしまう・・・ 遥か彼方にある 手の届かない あの日々を呼び戻したくて 夫が好きだった マーラー交響曲第2番 「復…

見上げてごらん・「そうだ 京都へ行ってみよう」

第50首 裏庭の桜風舞う様さえも 知らず過ぎゆく介添えの春 二年前 夫と共に過ごした最後の春 景色は花瓶にいけた花 病室の壁 知らないうちに 桜は散ってしまった 昨年は 沖縄で海を眺めながら 春をやり過ごした 今年は 春を感じた 桜を見上げてみたいと思っ…

ダイヤモンドを食べる

第49首 冬至の夜(よ) 己(おの)がため息聞きながら 冷たいシラーを アトリエで飲む 「孤食」になってから 生命維持のために 栄養を取らなければと 食物を口にしていた 美味しいと言ってくれる人もないので 調理する励みも楽しみも無く ただ淡々と栄養摂取…

朝のうちにカエルを食べてしまえ!ー簿記2級ー

第48首 ためらいを捨てさることの難しさ 今朝吹く風は弱々しくて 食べてしまえ 昔からいわれていることに、こういうのがある。「朝一番に生きたカエルを食べれば、その日の最悪時はもう終わったと安心して過ごすことができる」また、「もし二匹のカエルを食…

親業の終わりに・・・

第47首 身二つなれば心も二つあり 巣立ちゆくのは自然の理(ことわり) 平成 風薫る日の午後 第1子誕生 親業を始める 妊娠中も注意深く育んできたが 対面での親業がこの日から始まった 令和 浅春の候 子の卒業 この日をもって 私も「親業を卒業」とした 親…

「折角」が邪魔・難しい引き算

第46首 「折角」の思い断ち切りセーターは 解かれてブルーの一塊(いっかい)となる メンタリストDaiGoさんの 動画を視聴した 「これをやめてみる」の5つの提言 1 好きなことをやめてみる 2 毎日やっていることをやめてみる 3 時間とお金のかかっている…

転生・・・

第46首 竹笊(ざる)にそろり素麺盛り付けて 節くれだった祖父の手想う 地方在住の職人の特集番組 テレビ画面の中で 1本の竹ひごが 生きているかのようにスルスルと動いて 籠が編み進められていく 節くれだった手にズームアップ 祖父の手 農閑期の副業とし…

立つんだ!Sapphire 明日はどっちだ?

第45首 健康体なれどドックで指摘さる ミニマム級のウェイト増やせと 今までに ランニング、硬式テニス、水泳、ロードバイクと スポーツに親しんできたが プロの指導を受けてやったことはなかった 夫が一通りこなせたので いつでもコーチ役 と言うよりも コ…

日の目を見たい器たち・・・

第44首 ろうそくの炎 橙(だいだい)しなやかに ラフマニノフの調べと踊る 綺麗な器が好き 瀬戸物市 フリーマーケット クリスタル工場 オークション等で集め 食器棚に飾り 眺めては楽しんだ 食事を調える度 どの器に盛り付けるか 考えるのも楽しかった 自宅…

On Your Mark!私のこと・・・

第43首 カタカタと電卓叩くひたすらに 数の波から意味を汲み取る 簿記発祥の地 イタリア 人生何があるかわからない 三十数年間携わった職を早期退職 その後は、悠々自適に夫と過ごす予定だった ところが、夫は人生そのものを 早期退職してしまった 夫が亡く…

ピンクが消えていく・・・解き放つ

第41首 卓上の陽(ひ)に照らされし紅りんご 半回転させ戸惑ふ我あり レディースのものには ピンクや紅色が プラスされていることが多い ペアの商品には ブルー系とピンク系が セットされていることが多い 10年が過ぎ 20年が経ち 自ずと私の持ち物は ピンク…

漆黒と潔白

第40首 漆黒の土より出(いで)し ドクダミの 花は真白に潔(いさぎよ)く咲き 漆黒の記憶 正義とは絶対であるはずはない 「これは良いことだ。 お前は、なぜ悪いと言う?」 それは貴方の捉える正義、良いことであり 私にとっては 苦痛以外の文字は当てはま…