ひとりしずか                        〜パートナーロスからの再生&その後の成長期〜 

まだまだ伸び代のある「大人の成長期」真っ只中 夫から託された人生をパワーに変え、興味あることに挑戦! 人生有限・躊躇している時間はありません

旅先でピアス

 第33首

心だけトレビの泉へ飛んでゆく

紅いガラスのピアスが揺れて

 

何か手を打たないと

厄介なことになる・・・

 

十年前の秋

県外で寮生活を送っている娘が

「寮の同級生が可愛いピアスをつけてる」

と話し始めた

 

娘も

ピアスの穴を開けたいと考えているのだ

ピアスをつけるのは構わない

けれど、タイミングがある

「待ちなさい」と言っても

離れて生活しているので

目がゆき届かない

 

高校三年生

受験を控えている生徒会長が

校則に反してピアスの穴あけをしたら

学校側もハウスマスターも

黙って済ませることはできない

ここは誰にとってもバッドタイミング

 

母は一計を案じ

こう提案した

「お母さんもピアスをしたいので、

 家庭学習期間に入ったら、

 二人で病院へ行って開けよう。

 費用は出してあげる。」

 

実を言うと

私もエイジングとともに

くすんでくる雰囲気に

華を添えたくなっていた頃であった

ピアスは良いかも・・・

 

この提案に娘は二つ返事で乗ってきた

先手必勝

 

「良いね。

 それならお年玉として

 二人にピアスをプレゼントしよう。」

夫のグッド・サポート

 

こうして、私と娘はそれぞれピアス暦10年となった。

 

旅先でピアスを購入するのが楽しみ

ピアスをする度に

その時のことを思い出せるから

円換算で100円しないものから

記念日旅行のちょっと奮発したものまで

 

心は旅したところへ軽々と飛んでゆける

 

では、また。

御機嫌よう

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ベネチアンガラス