第43首
カタカタと電卓叩くひたすらに
数の波から意味を汲み取る
人生何があるかわからない
三十数年間携わった職を早期退職
その後は、悠々自適に夫と過ごす予定だった
ところが、夫は人生そのものを
早期退職してしまった
夫が亡くなった当時
簿記1級取得の準備をしていた息子が
私に何か生きる目的を与えようと
簿記3級の受験を勧めた
勧められるままに
受験の申し込みをし
勉強を始め
3級合格後はFPに興味が湧き
そちらへ移行
FP3級、2級と進み、
さて今後は?
「私のFPとして私を雇う」という意味においては
1級まで取得しなくても十分
と言うのが正直なところだった
そんな時
個人事業主である知人から
財務関係も手伝ってくれないかとのオファーを受けた
「も」というのは
知人の会社のウェブサイトの校正を
無償のお手伝いの域ではあるが
ここ1年程担っていたからである
お手伝いするのであれば
知識・技術を身につけたい
「中途半端に終わらせずに
頂点を目指したらどうなの?」
と息子も押してきた
「税理士」試験合格を狙う
まずは簿記の2級、1級をクリアして
スタートラインにつかねばならない
何年かかるのだろう
ゴールは遠く霞んでいる
息を引き取る間際まで
人生の現役選手でいられるかもしれない
Go!
では、また。
ご機嫌よう。