ひとりしずか                        〜パートナーロスからの再生&その後の成長期〜 

まだまだ伸び代のある「大人の成長期」真っ只中 夫から託された人生をパワーに変え、興味あることに挑戦! 人生有限・躊躇している時間はありません

孤独死・私がこの世を去る時

第23首

あの海で再び一緒に眠るから

この世の墓はただの石塊(せっかい)

 

夫がこの世を去る時は

泣かずにしっかり見送る

夫がホスピスに入院した時

そう心に決めた

 

私が涙をこぼしていたら

夫は辛くても

この世に少しでも長くとどまろうと

苦しむであろう

そういう人だから・・・

 

危篤状態になってから14時間

ずっと夫の

呼吸を聞いていた

「体に触れられると辛い。」と

手に触れることさえ

拒んだ夫が

頬に触れても

何も語らない

 

明け方、呼吸が変わった・・・

「もう、十分頑張ったから、楽になって。」

胸が持ち上がり、

次の呼吸で

夫はこの世を去って行った

夫の苦しみとの戦いは終わった

 

では、私がこの世を去るときは?

周りに誰もいなくて構わない

それを孤独死だとは思わない

心の通い合っていない人が

何人周りに居たとして

それが何になる

 

一人で良い

逝く先で私を待っている人がいるから

「もう良いか?

 人生十分楽しんだか?

 ずいぶん待ったぞ。」と

手を差し伸べてくれる人が

いてくれるから

 

旅先で道案内をしてくれた時のように

「こっちだよ。」と

生前と同じ距離で

私よりも先に立ち

歩いていくだろう。

私は彼の後に続く・・・

 

 

今日は夫を身近に感じられた1日でした

 

では、また。

御機嫌よう。

 

f:id:pearlsapphire:20200828090041p:plain

眠る