ひとりしずか                        〜パートナーロスからの再生&その後の成長期〜 

まだまだ伸び代のある「大人の成長期」真っ只中 夫から託された人生をパワーに変え、興味あることに挑戦! 人生有限・躊躇している時間はありません

真朱の年

ひとりしずかの一人旅 COVID-19に追いかけられて

第77首 約束の一人歩きを成し終えて 君の元へと我は飛び込む 続き 一人旅の手始めは2020年3月 自宅管理の為 愛媛県へ戻る その際 直行便を利用せずにまわり道 兵庫・徳島・香川の3県を訪ねることにする 無事出発できたものの コロナ禍が旅を追いかけて来る …

ひとりしずかの一人旅 Go To 16

第76首 白地図は色とりどりに飾られて 「よくできました」の賞状となる Where to go 続き 一人旅を始めるのなら 47都道府県 全て旅してみようという想いに至る その時点(2020年1月)で 訪ねたことのない県は16県 秋田・山形・富山・福井・鳥取 島根・山口・…

ひとりしずかの一人旅 〜序〜

第75首 夫(つま)逝きて空所となりし余生には いずれの色を塗(まぶ)れば良からむ 旅立つ 2019年6月 沖縄のホスピスで夫を看取り 瀬戸内の島へ帰宅する為 飛行機に搭乗した 島を離れるときは 夫が2枚のエアチケットの手配してくれた 今回は チケットの予…

ひとりしずかの独り立ち〜チャオ〜

第70首 夫(つま)逝きて 吾子と供養の旅を終え 一人静かに思い定むる ラファエロの墓にて 第71首 ラファエロはパンテオンにて永眠す 汝(な)の亡骸は海を漂ふ 「二人で旅をしよう」 息子からの提案だった 「お父さんとは大学生の時 青春18切符を使って二人…

外柔内剛で生きたい

第63首 初見の語 真白き紙に写しとり 無知なる我へ 贈り物とす 大山祇神社の楠 体幹は強くありたい 精神的体幹も強くありたい 何事にも左右されない軸を持っていたい けれど 外側はしなやかでありたい この先何が起こっても 乗り越え 対処できるよう 6月に …

Mのページを

第69首 表札の右側オイルで拭き消せば バランス取れぬ我が名は「余剰」 半月は満ちるか・・・ その時 満月は二つに割られ そして 片方は消え去り 残された片側は バランスを取れずに 倒れていた 起き上がろうにも 支えがない 右側に傾いてしまう 大好きで よ…

The MANZAI 16歳の章の行間に

小説の行間に希望を見出す P127 そうなんだ。母さんもこの街に、この暮らしに根を張って生きているんだ。根っこは少しずつ、長く太くなっているんだ。そうか。そうなんだ。誰かに出逢って、なにかと出逢って変わっていくのは十代だけの特権じゃないんだ。夫…

三浦しをんに触発されて〜文楽〜

国立劇場 第67首 遺言で「遊び倒せ」と言ふ君に 褒められそうな長月二日 三浦しをんに触発されて ウィッシュリストに載せていた 人形浄瑠璃の世界へ足を踏み入れてみた 歌舞伎再デビューを果たし 敷居が低くなった今が良い機会と 国立劇場のWebページを検索…

鎧を外して生きる〜ブルガリ〜

第65首 賽の目に刻まれてなお凛と立つ 木綿豆腐の角の白さよ 鎧をまとって生きていた・・・ リビングでお茶を飲んでいる時 息子から 「楽(らく)そうだね」 と突然言われた 「何が?」 「今のお母さん見ていると 生きているのが楽そうだよ。」 あの日から2…

東銀座で「ひとりしずか」に・・・

第66首 歌舞伎座でよそ人の悲に沈みゆく ひとりしずかに 外は五月雨 新歌舞伎座 新歌舞伎座の敷居は低かった 2021年5月大歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』 11年ぶりの歌舞伎鑑賞再開である 今から21年前 旧歌舞伎座へ初めて足を踏み入れた 海外赴任が決まっていた夫…

アーレントの秋に孤独と向き合う

第18首 迫りくる孤独と対話する我に 耳鳴り聞こゆアーレントの秋 秋の夕暮れ ハンナ・アーレント(Hannah Arendt、1906年10月14日 - 1975年12月4日)は、ドイツ出身の哲学者、思想家である。ユダヤ人であり、ナチズムが台頭したドイツから、アメリカ合衆国…

バレットジャーナル 真朱の年

第64首 夕されば切り子ガラスの紅色に 吟醸注ぎてかほり愉しむ 真朱に染まる バレットジャーナル用 バインダーノート交換の 誕生月が巡ってくる 1年目は 追悼の年 鎮静の色 サファイアブルー 2年目は 再生の年 沖縄の元気な太陽の色 美らSUNオレンジ 3年目の…