ひとりしずか                        〜パートナーロスからの再生&その後の成長期〜 

まだまだ伸び代のある「大人の成長期」真っ只中 夫から託された人生をパワーに変え、興味あることに挑戦! 人生有限・躊躇している時間はありません

2021-01-01から1年間の記事一覧

一人暮らしになった私は、何故、優雅にこだわるのか?

第3首 孤を纏い(こをまとい) 独と向き合う(どくとむきあう) 吾は我の(あはわれの) 批判者であれ理解者であれ 凛 その老人は 埃の中で生活していた 一人暮らしとなり 生活の質が低下した それでも尚 蜘蛛の巣が張っている天井の下で 未だ「人生」を説…

「インキュベートの法則」で私は再起できるのか?

長い1日をやり過ごすには、どうしたら良いのですか?いきなり放り出された私は、途方に暮れた。

夫に「アリストテレスの三段論法」が・・・

第1首 我が夫(つま)にアリストテレスの論法が 当てはまる日を考えもせず 青く、どこまでも青く、君は広がっていく・・・ すべての人間は死すべきものである ソクラテスは人間である ゆえにソクラテスは死すべきものである −アリストテレス三段論法− その日が…

ハッピーバースデイ To Sapphire!!

吐き出し切れぬ絹糸は深奥に沈めて、1歳の誕生日を祝おう!繭の中コロコロ揺れるサナギにとって、凝縮された一年が過ぎようとしている

ディフェンスになっちゃったの?

第58首 この街でワインの如く静々と 醸し出したる暮らし綴らむ 叩きながら渡る 近頃 トライしていない 守りの生活に 私は安住していて良いのか? 小さくて良いから ドキドキのハードルを 超えたい 転居してから 願っていたことの一つ スターバックスやタリー…

「ちゅらの島」と「神様のカルテ」

第57首 君が身は 粒子となりて空を舞う 風いざなえば いつでも逢える ちゅらの島 「神様のカルテ」を読み終え さざなみの中にいる 読了までに何度も涙が溢れ 止まらない 消えゆく命 見守る医療従事者 2ヶ月間 泊まり込みの看護で過ごした緩和ケア病棟 4人の…

〜ヤドカリは考える〜

第55首 繋がりを持たぬ かの人 かの仕草 好むのも我 好まぬも我 瞑想する絵画 By マーク・ロスコ 残念な結果には 立派な原因が存在する 自分の境界を曖昧なまま 緩い気持ちで接すれば 隙間から入り込むモノがある 相容れないモノは浮き彫りになり 憂いを創り…

サンクコストで終わらせない(パール・リフォーム)

第56首 君逝きて幾年過ぎるも我がゆび(薬指)に 微かに光る蒼玉のあり 眠らせない・・・ 宝石も身につけなければ ただの石と変わりがない 母から譲り受けた パールのロングネックレスは 2連で普段使いに合わず 出番が少なかった アコヤ貝が生み出した183粒を…

世界一キライなあなたに

第54首 それぞれが己が命日知らぬまま その日をそっと踏み越え生きる やがて散りゆく 誰しもが その日が命日となることを知らず 毎年その日を生きている しかし その日を知っていたら その日を自らが選んでいたら 周りの者はどうしたら良い 何ができる 何が…

あなたはしなやかに生きられる人ね

第53首 水流に抗いもせずしなやかに ぷかーりぷかり日がな海月よ ぷかーり 「こうあらねばならない」 そんな鋼でなくて良い 海月 海の景色が変わったら その色に染まって生きていけば良い 流されたなら そこの海水を纏えばいい 岩があったら 避けて漂うだけ…

人生の幕引きは・・・

第52首 それぞれの「転」が如何にあろうとも 全てのものは「結」へと流る 結へと流る 遺言書を整え 法務手続きも完了 一冊のファイルにまとめて 保管場所を提示 残される者の負担は最小限に 多少の片付けはお願いして 今できる身辺整理は終わった そうしたら…

姿のない君と歩く

第51首 陽春に君が薄れていきそうで Mahler(マーラー)二番を流して歩く 陽春 日常生活 ふと一人の生活に慣れた自分を発見し 動揺する 消えてしまう・・・ 遥か彼方にある 手の届かない あの日々を呼び戻したくて 夫が好きだった マーラー交響曲第2番 「復…

見上げてごらん・「そうだ 京都へ行ってみよう」

第50首 裏庭の桜風舞う様さえも 知らず過ぎゆく介添えの春 二年前 夫と共に過ごした最後の春 景色は花瓶にいけた花 病室の壁 知らないうちに 桜は散ってしまった 昨年は 沖縄で海を眺めながら 春をやり過ごした 今年は 春を感じた 桜を見上げてみたいと思っ…

ダイヤモンドを食べる

第49首 冬至の夜(よ) 己(おの)がため息聞きながら 冷たいシラーを アトリエで飲む 「孤食」になってから 生命維持のために 栄養を取らなければと 食物を口にしていた 美味しいと言ってくれる人もないので 調理する励みも楽しみも無く ただ淡々と栄養摂取…

朝のうちにカエルを食べてしまえ!ー簿記2級ー

第48首 ためらいを捨てさることの難しさ 今朝吹く風は弱々しくて 食べてしまえ 昔からいわれていることに、こういうのがある。「朝一番に生きたカエルを食べれば、その日の最悪時はもう終わったと安心して過ごすことができる」また、「もし二匹のカエルを食…

親業の終わりに・・・

第47首 身二つなれば心も二つあり 巣立ちゆくのは自然の理(ことわり) 平成 風薫る日の午後 第1子誕生 親業を始める 妊娠中も注意深く育んできたが 対面での親業がこの日から始まった 令和 浅春の候 子の卒業 この日をもって 私も「親業を卒業」とした 親…

「折角」が邪魔・難しい引き算

第46首 「折角」の思い断ち切りセーターは 解かれてブルーの一塊(いっかい)となる メンタリストDaiGoさんの 動画を視聴した 「これをやめてみる」の5つの提言 1 好きなことをやめてみる 2 毎日やっていることをやめてみる 3 時間とお金のかかっている…

転生・・・

第46首 竹笊(ざる)にそろり素麺盛り付けて 節くれだった祖父の手想う 地方在住の職人の特集番組 テレビ画面の中で 1本の竹ひごが 生きているかのようにスルスルと動いて 籠が編み進められていく 節くれだった手にズームアップ 祖父の手 農閑期の副業とし…

立つんだ!Sapphire 明日はどっちだ?

第45首 健康体なれどドックで指摘さる ミニマム級のウェイト増やせと 今までに ランニング、硬式テニス、水泳、ロードバイクと スポーツに親しんできたが プロの指導を受けてやったことはなかった 夫が一通りこなせたので いつでもコーチ役 と言うよりも コ…

日の目を見たい器たち・・・

第44首 ろうそくの炎 橙(だいだい)しなやかに ラフマニノフの調べと踊る 綺麗な器が好き 瀬戸物市 フリーマーケット クリスタル工場 オークション等で集め 食器棚に飾り 眺めては楽しんだ 食事を調える度 どの器に盛り付けるか 考えるのも楽しかった 自宅…

On Your Mark!私のこと・・・

第43首 カタカタと電卓叩くひたすらに 数の波から意味を汲み取る 簿記発祥の地 イタリア 人生何があるかわからない 三十数年間携わった職を早期退職 その後は、悠々自適に夫と過ごす予定だった ところが、夫は人生そのものを 早期退職してしまった 夫が亡く…

悲の隙間を埋める

第42首 静寂の一日(ひとひ)の間暇埋めるため クロスステッチひと針一刻 あと何回朝を迎えたら 胸にチクリと痛みを覚えずに 瞼を開けることができるのだろう あと何回夕陽が海に落ちるのを見たら ため息をつかずに 「お休み」を言えるのだろう ぽっかり空い…

ピンクが消えていく・・・解き放つ

第41首 卓上の陽(ひ)に照らされし紅りんご 半回転させ戸惑ふ我あり レディースのものには ピンクや紅色が プラスされていることが多い ペアの商品には ブルー系とピンク系が セットされていることが多い 10年が過ぎ 20年が経ち 自ずと私の持ち物は ピンク…

漆黒と潔白

第40首 漆黒の土より出(いで)し ドクダミの 花は真白に潔(いさぎよ)く咲き 漆黒の記憶 正義とは絶対であるはずはない 「これは良いことだ。 お前は、なぜ悪いと言う?」 それは貴方の捉える正義、良いことであり 私にとっては 苦痛以外の文字は当てはま…

遂に地元デビューか?

第39首 亡夫への土産話は整わず 我まだここで 遊びをせむとす 「あなたは、もう忘れたかしら 赤い手拭いマフラーにして〜」 レトロな下駄箱へ靴を入れ 昭和のおばあちゃん感を漂わせた方のいる番台へ 料金 450円 12種類のお風呂 10円で使えるドライヤー 昭和…

シマウマを卒業します

第38首 君去りて妻の肩書き消えし朝 最後に残る”人”として生きむ 昨年は喪中 静かに新年を迎えた 激変した一年だった いろいろなことを 一から学び 一人で挑んでみた 多くのことを体験した 多くのものに思いを巡らせた 「私の人生」の転機だった 「私たち…